四国八十八ケ所霊場の第23番札所で、厄除けの寺院としては全国的に有名です。「やくよけばし」を渡って本堂に向かう最初の石段は、厄坂の賽銭「女厄坂」といわれる33段、続く急勾配の石段「男厄坂」が42段で、さらに本堂から「瑜祇塔」までは男女の「還暦厄坂」と呼ばれる61段からなっています。石段の下には「薬師本願経」の経文が書かれた小石が埋め込まれており、参拝者が1段ごとにお賽銭をあげながら登る光景が見られます。
見どころ・おすすめポイントHighlights
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行基菩薩により建立
聖武天皇の勅願によって行基菩薩が建立。815(弘仁6)年、弘法大師が42歳のとき自分と衆生の厄除けを祈願して一刀三礼し、厄除薬師如来坐像を彫造して本尊とされ、厄除けの根本祈願寺とした。
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瑜祇塔(ゆぎとう)
1963(昭和38)年に建立された高さ29メートルの楼閣。真言宗の経典である瑜祇経を形にあらわしたもので、寺のシンボルとして親しまれています。
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3
肺大師
本堂の裏からラジウムを含んだ水が湧き出ており、肺病など諸病に効くといわれています。祠(ほこら)の中には石像の弘法大師が祀られ、祠の足元から湧き出す水は枯れることがありません。
観光スポットの詳細Details
体験イベント
阿字観体験、写経体験、精進料理、薬王寺本坊特別内拝などさまざまな体験メニューがあります。阿字観は、仏様を体に取り込んで、身体全体を仏で満たしていくという瞑想方法です。
戒壇巡り
闇の中で、薬師如来と結縁する戒壇巡り。瑜祇塔に入って左手の入口から階段を下りると漆黒の闇。日常での迷いや苦しみ(闇)の中、一条の光の如く手を差し延べ、救って下さる薬師如来と縁を結べる場所です。
薬王寺温泉 醫王の湯
薬王寺に隣接した温泉施設。弘法大師が見つけたとされる泉源で、ここから湧き出る霊水で諸病に苦しむ人々を助けたと伝えられています。食堂では「厄除け定食」というご利益がありそうなメニューもあります。
お土産
お守りやお札のほか、おしゃれなパッケージのドリップコーヒーや煎餅など手頃な価格で気の利いたアイテムも充実。お土産にもおすすめです。
地図・アクセス
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住所
徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1
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アクセス
徳島市内から車で約1時間15分
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駐車場
あり【無料】
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